祖父と叔父の足跡をたどる

シアトルの最終日は航空博物館へ。息子がいれば絶対はずせない観光名所です。前日に老陸のおじさんからいろいろ戦争中の話を聞いていたので小陸が真っ先に行きたかったのは第二次大戦中の飛行機が陳列されてる部屋 。 おじさんが乗っていたロッキードのP-3８ライトニング。おじさんの一番のお話は、「ドイツで鉄道を爆破するはずが間違ってビール工場を爆破」とか「低く飛びすぎてて上昇しようとして間違って爆弾を海に落とした」とか、お茶目なおじさんにふさわしいお話ばかりです（大丈夫だったのかしらん？）。
このコーナーには零戦やメッサーシュミットなんかも展示してあります。山本五十六元帥を追撃したのはこのP-38だったらしい。へ～、トリビア～。

おじさんは無事に帰還してその後何年か陸軍で働き、その後はボーイングで研究職。
壁に飾ってあるのはおじさんが研究していた火星探知機の写真。結局、途中でお金がかかりすぎるってことでポシャッたらしい。どこまでもお茶目なおじさんにふさわしいストーリー？

小陸、実際に戦争の話を聞いてたからか館内の戦争のミニムービーも熱心に見れました。日本人の私は結構居心地悪かったけどね！ヒットラー、ムッソリーニに並んで昭和天皇が「悪魔」って言われてましたから。

DCのエアスペース博物館よりも私は好きだったかも。隣の滑走路にはお金持ちが使うプライベートジェットが飛んでました。私のクリスチャン・グレイもあんなのに乗ってたのね～としばし妄想（笑）。

つづく
 

やっと一息つけました～＠シアトル

湖畔の家からシアトル近郊の家（これも従兄のおうち！）に移動。その日の夕方さっそくお買い物 シアトル・ポートランドと言えば「ウワジマヤ」だよね。 昔ニューポートにいたころ、ここから北米産のマツタケをオーダーしたことあったな～。
店内は中華も韓流もあって結構臭いが気になったわ・・・日本から来るとこういうのはNGかも・・・って北京に４年住んだ私が言うなって感じですけど。

老陸も小陸も和食を食べることに大賛成だったので（さすがに奴らもね？）この日のランチはウワジマヤ近所のおすし屋へ。
 
 I Love Sushi
このネーミングだけなら絶対行かないけど・・・老陸の日系人のお友達が「アメリカのすしにしてはまあまあ」とのことだったので。

ランチスペシャル。１０ドルくらいだったか。サーモンとほたてがおいしかったです～。あ～助かった～って感じです。小陸は天ぷらうどんをオーダーしたら、天ぷらが別皿で。アメリカ風ですか。
ICHIRO MAGIC ROLL。あの人NY行っちゃったよ？
 
 
 空海
同じエリアにあるラーメン屋。１２時前に行ったのに並んじゃったくらい人気のあるお店です。

 
インテリアも日本人が作ったちゃんとした和風（意味わかります？）で落ち着くわ。メニューは英語・日本語・中国語で。トッピングの卵は１ドル。替え玉は２ドルくらいだったかな。小陸はいつものとおりに塩ラーメン。でも見た瞬間に「かまぼこが乗ってない～！」と御不満そうで（笑）。あんたの好きな八番ラーメン（北陸の人しか知らないお店です）とどっちがおいしい？って聞いたら間髪いれずに「八番だよ～」と言ってましたが。スープがちょっと濃いかも。アメリカ人向けですね。

シアトル、日本人いっぱいいるものね。ここならわたしも住めそう。ローカルニュースで福島の汚染水漏れは他人事じゃない！ってやってた・・・海の向こうは福島。まだ瓦礫がたどり着いてます・・・。

Fifty Shades of Greyで現実逃避＠シアトル

NJの義姉にすすめられた本、「Fifty Shades of Grey」全三冊、読み終えたよ～。
これって全世界でハリー・ポッターより売れたって・・・なんでかね～な感じです。「Mommy's porno」（お母さんのための官能小説）って言われてるらしいですが、第一巻はまあまあ。はっきり言っておばさんの妄想大炸裂的な小説です（笑）。２０代後半のイケメン社長（子供の頃虐待を受けた挙句に養子に）が大学卒業したての美女（しかも２１歳でバージン！）とSM～。これって韓流ドラマか？なストーリーです。

でもシアトルでアメリカ人に囲まれて疲れたときにはこの本を読んで現実逃避。あ～、ここがアナとクリスチャンが通った５号線ね～とか。従兄の家にいた女性全員がすでにこの本を読んでました。従兄の長男のガールフレンド（２０代前半）は「Escalaってほんとにあるマンションなのよ。この前見に行ったの。ゴージャスだったわ～」と嬉しそうに話してくれました。そうなんだ・・・実在するマンションだったのね、Escala。あの家の中のありとあらゆるところで楽しんでたからね、二人は。

便利な世の中です。検索したら出てきました。
Escala。

どうやら映画化されるらしいんだけど、みんな勝手に誰がいいとかってネットであれこれ言ってます。
この本を読む前に自分の「クリスチャン・グレイ」をイメージして読むことをおすすめします。

しかし、イケメンで大金持ちなら変態でもいいんですか？
それにしても・・・シアトルのどこ探してもダークカラーの髪で灰色の目をしたイケメンはいませんでした。あたしのクリスチャン・グレイ・・・誰かな。しばらく妄想してみます。

アメリカの老後・・・

お誕生会の翌日、陸家ゴルフトーナメント開催。９０歳のおじさんも参加です。熱中症大丈夫か？

老陸はゴルフ２年ぶりなんで９０歳のおじさんとペア。従兄のCさん所有のマイゴルフカートで出発！Cさんのレイクハウス、目の前湖で反対側ゴルフコース。カート２台とボート所有。老陸、またここでリタイヤーしたくなった模様です。確かに。だってゴルフ、ハーフラウンドで２０ドルだよ。
トーナメントの結果は案の定元マイナーリーグ選手のお婿さんが優勝。老陸は４番手ぐらいでちょっと自信ついたみたい。はっきり言わなかったけど多分お婿さん以外はみんな似たりよったりだったんじゃないかしら。

そんなこんなしてやっと私の嫁としてのお役目終了・・・と思いきや、出発当日、おじさん夫妻の住む老人ホームに寄って彼らをランチに連れて行くことに。
３食付のリタイヤメントホームで夫婦二人で毎月＄６０００払ってるらしい。高いかどうかはそれぞれの考えだけど・・・おばさんは実は２年前からアルツハイマー。そのケアも含まれてるから、まあいいんじゃないかって思うけど。白人ばっかでした（あたりまえか）。私、ここには住めないな。やっぱりカリフォルニアあたりの日系老人ホームかな～。って・・・自分のほうが長生きするつもり（笑）。

Then。
Now。
ちゃんとお化粧もして爪も真っ赤でした～。アメリカ人の老人のこういうところすごい！

陸家の人たち

世が世なら小陸は次期天皇・・・え？妄想やめろって？

今回従兄の家に集まったのは老陸のお父さんの末の弟の家族。昔はこんなふうに集まって夏をすごしてたらしい。
多分５０年位前の写真。もうこんなパラソルがあったのね～。

なんと地面に座り込んでるのは老陸・・・こんなかわいい時代が！しかも金髪！つりズボンをはいてるのがおじさんところの長男Dさんと次男Cさん。今は髪もなくなっちゃって面影全くないよ。
おじさん。P38という戦闘機乗りでした。老陸っておじさんに似てる～。私なんか、叔母や従姉妹と似てるなんて思ったことないけど、陸家の男性陣、みんな目とか似てる。そして例外なく理系。おじさんは戦後はボーイングで火星探知機の開発かなんか。長男は海軍でエンジニア。次男はボーイングで同じくエンジニア。老陸も専攻は数学だもんね。

 期待の新人、小陸とまた従姉妹です。小陸に陸家のYだかXの遺伝子が無事つながってることを祈る！あ、髪の毛はアメリカも能登もお寒い限りなんで似てほしくないんだけどね。